床材が施設に合っていない」「設備ごとに電源を引きたい」 ——大阪 オフィス内装リニューアル・床下配線工事の事例
オフィス移転を機に、「この床材、うちの施設に本当に合っているんだろうか」と感じたことはありませんか。
研究・試験施設の移転では、一般的なオフィス移転とは違う種類の課題が出てきます。
「今の床はオフィス用で、クリーンルームや試験エリアには向いていない気がする」
「設備ごとに電源を引きたいけど、コンセントをどこに設ければいいかわからない」
「床工事と電気工事を別々の業者に頼むのは、手間も調整もかかりそうで……」
今回ご依頼いただいたのは、クリーンルームを備えた研究・試験施設を大阪市内へ移転するにあたり、床材の全面見直しと電源インフラの整備を合わせてご相談いただいたケースです。
移転先には一般的なオフィス向けタイルカーペットが施工されていましたが、クリーンルーム・試験検査エリア・PCデータエリアという複数の用途が混在する施設には適していないとご判断され、床材の見直しと電源配置の再設計をまとめてご依頼いただきました。
床と電源、2つの課題が絡み合っていた |大阪 オフィス内装リニューアル・床下配線の背景
今回の施工では、「床材をどうするか」と「電源をどこに引くか」という2つの課題が密接に絡み合っていました。それぞれを整理します。
課題①:施設用途に合わない床材
移転先に施工されていたのは、一般的なオフィス向けのタイルカーペットでした。
一般オフィスには適した素材ですが、研究・試験施設では床材に求められる条件が異なります。清掃のしやすさ、部分的な張替えや床下点検への対応力、そして将来的な設備レイアウト変更への柔軟性——こうした観点から見ると、既存の床材では施設の運用に無理が生じやすい状態でした。
また、クリーンルームや試験検査エリアなど用途の異なるエリアが混在しているにもかかわらず、床材がエリアごとに違うと、清掃方法や補修材の管理が複雑になるという問題もありました。
課題②:設備の設置位置に合わせた電源の確保
PCデスクや試験・検査設備には電源が必要ですが、設備ごとに設置位置や消費電力が異なります。壁際のコンセントだけでは対応しにくいケースも多く、各設備の位置に合わせてフロア内に電源を引き出す計画が必要でした。
配線を床上に露出させたままにすると、通路での転倒リスクや断線の危険、さらに見た目の問題が生じます。安全性と作業性を両立するためには、床工事と電気工事を一体で設計・施工することが不可欠でした。
ICSサプライのOAフロア工事で、床と電源を一括設計
私たちICSサプライは、オフィス環境作り全般に対応できる体制を持っており、OAフロア工事・床下配線から電機設備工事まで、今回のような複合施工をまとめてお引き受けしています。
今回のご提案では、以下の3点を軸に計画を立てました。
- 床材をルースレイに全エリア統一し、清掃・管理・将来の変更対応をシンプルにする
- OAフロアを活用して配線を床下に収め、安全性と見た目を整える
- 床工事と電気工事を同工程で進め、工期を圧縮する
OAフロアはパネルを取り外せる構造のため、将来的な設備レイアウト変更や配線の追加にも対応しやすいのが特長です。「今の計画がベストとは限らない」という研究・試験施設特有の事情を踏まえ、変更対応のしやすさも設計に織り込んでいます。
床工事の担当者と電気工事の担当者が分断されることなく、一貫した設計・施工ができること——これが、今回のような複合施工をスムーズに進められた理由の一つです。
施工内容|大阪 研究・試験施設のタイルカーペット張替え・OAフロア床下配線工事
施工内容①:全エリアへのルースレイ施工(大阪 タイルカーペット張替え)
既存のタイルカーペットを全エリアから撤去し、クリーンルーム・試験検査エリア・データ整理用PCエリアの3エリアにルースレイを施工しました。
#### ポイント:なぜルースレイを採用したのか
ルースレイは、接着剤を使用せずに施工できる置敷きタイプのビニル床タイルです。床材を1枚ずつ取り外せるため、床下点検や配線変更が必要な施設、あるいは将来的なレイアウト変更が想定される空間で多く採用されています。
今回のように複数の用途エリアが混在する施設では、床材を1種類に統一することで清掃方法や補修材の管理を一本化できます。エリアごとに異なる素材が混在していると、清掃業者への指示や補修材の在庫管理がかえって複雑になりますが、全エリアをルースレイで揃えることでその手間を省くことができます。
また、接着剤を使わないルースレイは、床下配線の点検・メンテナンス時に該当箇所のタイルだけをめくって対応できるため、床全体を剥がすような大規模工事が不要です。クリーンルームや試験エリアのように、設備の配置変更が将来的に生じうる施設では、この「部分的な脱着ができる」という特性が特に有効です。
ルースレイの構造イメージ(引用:株式会社東リ)
画像出典:株式会社東リ「ルースレイとは」より引用
https://www.toli.co.jp/product_floor/llt_about/
施工後、担当者様から「室内もとても明るくなり、イメージ通りの仕上がりです」とのお声をいただきました。
ルースレイの明るいカラーが空間全体に清潔感をもたらし、研究・試験施設としての印象も整いました。
施工内容②:OAフロアを活用した床下配線・OAコンセント設置(OAフロア工事)
####ポイント:床工事と電気工事を同時に進めることで何が変わるか
配線を床下に通すには、床材を開口する必要があります。床工事と電気工事を別々の工程・別々の業者で進めると、「電気工事のために一度仕上げた床を再開口しなければならない」「コンセントの位置が設備のレイアウトと合っていない」といった手戻りが起きやすくなります。
今回は床工事と電気工事を一括で設計・施工することで、OAコンセントの位置を各設備・デスクのレイアウトに正確に合わせながら、配線を床下にまとめて収めることができました。
通路に配線が露出しないため、つまずきや断線のリスクを抑えた作業環境になっています。小さな部品を扱う施設では、床に配線が這っていること自体がリスクになりえます。配線を床下に収めたことで、そうした懸念を取り除くことができました。
OAコンセントの設置場所は以下のとおりです。
| エリア | OAフロア施工内容 |
|---|---|
| データ整理用PCエリア | OAフロア敷設→デスクレイアウトに合わせたOAコンセント立ち上げ |
| 研究・試験エリア | OAフロア敷設→各設備設置位置に合わせたOAコンセント配置 |
OAフロアはパネル構造のため、将来的に設備の配置を変更する際も、該当エリアのパネルを外して配線を引き直すだけで対応できます。「OAコンセント 床 立ち上げ 工事」のご相談は、移転のタイミングでまとめてご依頼いただくことで工期を最短にできます。
施工概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設種別 | クリーンルーム・研究・試験施設(移転に伴う入居工事) |
| 施工内容 | タイルカーペット撤去・ルースレイ全面施工/OAフロア敷設・OAコンセント設置 |
| 工事時期 | 2026年7月 |
| 施工期間 | 約2営業日 |
| 施工エリア | 大阪市内(詳細は非公開) |
| 概算費用 | 約100万円(税別) |
施工後にいただいた声
「小さな部品を扱うため、施工前の床では落とした部品が見つけにくいのですが、この床ならすぐに見つけることができます。室内もとても明るくなり、イメージ通りの仕上がりです。」
この一言が、床材の変更が単なる「見た目の整備」にとどまらないことをよく表していると思います。
白系のルースレイに張り替えたことで、床上に落ちた小さな部品の視認性が上がり、作業効率の改善にもつながりました。「ちゃんと落ちた部品を見つけられる環境」は、研究・試験施設における実務の質に直結します。
ビフォー・アフター
| 項目 | Before | After |
|---|---|---|
| 床材 | 一般オフィス向けタイルカーペット | ルースレイ(全エリア統一) |
| 電源の取り方 | 既存コンセントのみ(設備位置に合っていない可能性) | OAコンセントを設備・デスク位置に合わせて設置 |
| 配線の状態 | 床上露出の可能性あり | 配線を床下に収納、通路への露出なし |
| エリア間の統一感 | 用途に対して床材が不適切で統一感に課題 | 全エリア同素材で統一感・管理のしやすさ向上 |
| 将来の変更対応 | 変更のたびに大規模な床工事が必要 | OAフロアのパネル脱着で部分的に対応可能 |
大阪でOAフロア工事・床下配線・タイルカーペット張替えを ご検討中の方へ
「床工事と電気工事、別々に頼むのと何が違うの?」
→ 床工事と電気工事を一括でご依頼いただくと、OAコンセントの位置をレイアウトに正確に合わせたうえで配線を床下に収めることができます。別々に発注した場合に起きやすい「工事後にコンセント位置を変えたい」「床を再度開口しなければならない」といった手戻りを防ぎやすくなります。
「クリーンルームや研究施設の移転でも対応してもらえますか?」
→ 一般的なオフィス移転だけでなく、今回のような研究・試験施設の移転にも対応しています。施設の用途や設備の種類をヒアリングしたうえで、床材の選定から電源計画までまとめてご提案します。
「工事中、施設の業務はどうなりますか?」
→ 移転先への入居工事として施工する場合、既存業務への影響を最小限に抑えた工程設計が可能です。現状のスケジュールや業務状況をお知らせいただければ、施工計画に反映します。
ご相談は無料です。「まだ移転が決まったばかりで、詳しいことはまだわからない」という段階でも、まずはお気軽にお問い合わせください。
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よくあるご質問
Q1. 今回のような施工はどのくらいの期間がかかりますか?
今回の施工は約2営業日で完了しています。施工規模・エリア数・配線ルートの複雑さによって工期は変わりますが、床工事と電気工事を同時に進めることで、別々に施工する場合と比べて工程を圧縮しやすくなります。まずはご相談いただければ、現状のご要望をもとに概算の工期をお伝えします。
Q2. 費用の目安を教えてください。
今回の施工費用は約100万円(税別)です。施工面積・床材の種類・OAコンセントの設置数・配線ルートの状況によって費用は大きく変わります。「まず大まかな費用感を知りたい」という段階でもお気軽にご連絡ください。現地確認のうえ、お見積りをご提示します。
Q3. 施工中、施設内の業務は続けられますか?
A. 移転に伴う入居工事として実施する場合は、入居前に施工が完了するため既存業務への影響はほぼありません。稼働中の施設での施工が必要な場合は、エリアを区切りながら段階的に進めるなど、業務への影響を抑えた工程を検討します。状況をお聞かせいただければ、最適な工程をご提案します。







